インタビューシリーズ2011生きる力
大沢幸広アナ 東日本大震災や原発事故、円高など、厳しい状況に置かれている日本社会。その中をどのように生きていくのか、今週は関西に縁のある方へのインタビューをシリーズでお伝えします。虫鹿里佳アナ 一回目の今日はこちら。(後ろのモニターに写真。目が真っ赤 お髭もあるよ)
俳優の小池徹平さんです。大 大阪出身の小池さん。来月3日公開の映画、サラリーマンNEO劇場版の主演をしています。((笑)は言わなかった)
(テロップ 日本のサラリーマンに元気を)
厳しい社会状況の中で働く人たちに元気を届けたいと挑戦した思いを聞きました。(スーツ姿 ネクタイ紫と白の斜めチェック)
(開きっぱなしのドアから歩いてくるのが見える)
(ドアの手前で)
徹 お願いします。大 よろしくお願いします。徹 お疲れ様です。(大沢アナへ)
(カメラさんへ)
お願いします!(ぺこっ)
大 俳優の小池徹平さんです。NHKで8年間続いてきたコント番組の映画版に主演として初参加しました。(大沢アナと立ったままお喋り。ネクタイの結び目イジイジ。音声オフ)
(座った)
大 今回サラリーマンNEOの(徹 はい)映画版に出演が決まった時、まず何を思われました?徹 途中参加と言いますか、その長い番組に、こう自分が途中から入らせていただくっていう、プレッシャーとか、やっぱ、こうベテランの方ばっかりなのでその中に入って(入ってジェスチャー)
お芝居をさせていただくっていう、緊張感の方がすごく、大きかったです。(相手がNHKのアナウンサーの方なので徹さんの喋りがめちゃくちゃ早く聞こえる)
(サラネオ予告編)
大 小池さんが演じるのは中堅ビール会社の新入社員。社員たちがヒット商品を作ろうと奮闘するコメディ映画です。(東京国際映画祭の舞台挨拶の時の映像 手の振り方めっちゃ可愛い)
小池さんは仕事をする上で何より大切な事は、続ける事だと考えています。(JUNON02年8月号)
16歳の時、大阪狭山市から一人で上京した小池さん。仕事への不安や、一人暮らしの寂しさで毎日が苦しかったと言います。徹 初めは(JUNONの写真にズームイン)
やっぱりあの、楽しいっていうよりもその、やらなきゃいけないとか、頑張らなきゃいけないとか、(インタビュー部屋に戻る)
お腹が痛かったりとか、プレッシャーとか緊張とかですごく毎日痛い、痛い痛い痛いとかってずっと言ってたんですけど、頑張らな頑張らなっていうのをずっと思ってたんで、うーん(コクコク
)なんか続けてたらホント好きになったっていう感じですね。(テロップ 働くことの大切さ)
働くのは、生き甲斐でもありますし、まあ、なかったら、あの、生きていけないと言いますか、あの、本当に仕事がない時ほど辛い事がないので、やっぱりこう、生きてる喜びを感じられるんですよね。で、幸せを感じられるし。(コクコク)
んー(カット)
(大沢アナが徹さんに何か言ってるが音声オフ)
大 社会人としては一年先輩にあたる小池さんに私の本音をぶつけてみました。(テロップ Q 仕事は「やらなくてはいけない」「結果を出す」もの――仕事はつらいものだと思うか?)
大 仕事って(徹 はい)やらなくてはいけないもので、常に結果を出すものだと思っているですよね。辛いものだと思うんです。徹 あーもったいないです。あーもったいない。じゃあ仕事してる時、もったいないじゃないですか。(テロップ 小さな幸せを見つけよう)
僕だったら(強調)
その中でもやっぱり楽しみ見つけますよ。うん。
辛い、やらなきゃいけないことあるけど、でもこれがあるから仕事頑張れるとかでもいいんですよ。
この、状況だけどそっから、何かを、いいことを絶対見つけていくとか、小さな幸せをどんどん積み重ねていった方が絶対楽しくなるんですよね。(映画の映像)
大 映画の中では小池さんら社員が企画を何度も却下され、徹夜で知恵をしぼるシーンがあります。サラリーマンを演じる度にその仕事の偉大さを感じると言います。(インタビュー部屋 テロップ サラリーマンに元気を)
徹 うまく行くのが当たり前じゃないこの世界で、何年もおんなじ道を通って、おんなじ繰り返しの毎日をやって、そんな、こう誉められる事も多くなくて、いきなり訳分からん理不尽な仕事押し付けられて、その中でも、頑張って家族のために働いて、人のために頑張って、なんかそうやって頑張ってるサラリーマンの方が本当にすごいなっていうか、サラリーマンNEO自体がね、やっぱこうサラリーマンをテーマにしたあの映画ですから、皆さんがこうサラリーマンとして生活されて生きてきた、こう中での、多分、ある!あった!こういうのあった!とか、そういうので笑えるっていうのがね、一番のストレス発散になりますし、なんか(コクコク)
、ああ(コクコク)
このままでいいんやみたいな、サラリーマン明日からも頑張ろう俺みたいな、そうやって思ってくれるのが一番嬉しいですよね、うん。虫 小池さんというと、若くてやっぱり可愛らしいイメージが強かったんですけれども、今仕事に対する思いを聞いて、本当にしっかりしていて芯の強い方だなと思いました。大 辛い中でも自分の楽しい事をちゃんと見つけて、そして仕事をやり抜くということなんですね。そんな小池さんだからこそ、今でも第一線で活躍し続けてらっしゃるんだなとインタビューしていて感じました。
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